これ、完結してないよね [本]

本整理してたらでてきた気になる一冊。小学館 螺旋の月。

真城八尋 主人公。古には神と祀られた三輪一族の末裔。一族のなかでも長についで血が濃い家出身。代々シャーマンを務めてきた家系だ。

神部夜刀 八尋の従兄で長の息子。能天気な外見をしていながらも、一族最強(最後に特質さがでてくる)。でも、本気をださないから皆からは頼りにならないとおもわれ、本人も好都合とばかりに自由にやってた。

天野響 キャラ中一番の美形。八尋のクラスメートとして潜入してきた蜘蛛狩り。生まれたときから実験動物として生かされたが、八尋との出会いで執着するモノができたような気もする。
夜刀いわく、半分は三輪の血をひいてるらしいが混血なのか、がまったくわからない。

石上 怜子 夜刀と八尋と同族で、二人の監視人、世話係。夜刀の恋人兼補佐的存在というのがつよい。ま、続いてたら具体的進行をみせてくれたんだろうけど。

岸本  異端な存在である八尋たちに協力するジャーナリスト。いい人で終わってるが、続いていけば裏切りそうな伏線もはってるような……

真城 鈴鹿 八尋の姉で、彼女の失踪から古の狩りが再びはじまってしまう。

時とともに異端として追われ、蜘蛛狩りに殲滅されそうになりながらも生き延びてきたが、その因縁はまだ消えてはいなかった。

好きなキャラは夜刀ですかね。包容力もあり、天然と計算をまじえた能天気な性格。八尋が視界にはいってる以上は、天然おとぼけキャラをとおす。それ以外は、使いわけてそうだ。
いや、腐的ではなく彼は、八尋をかわいがってる。怜子はそれを生ぬるく批判的視線でみてるカンジなのがイイ!!

健気キャラ 八尋。俺様キャラになるはずだったらしいが、繊細系お人よしに。姉のこと、天野に騙されていたこと、自分が蜘蛛狩りに縛られた獲物になる、と泥沼にハマってゆくとこで終わり。

自分的には従兄の夜刀が好きです。ふざけて頼りなさげだけど、一族の未来とか八尋のことを心配する姿は腐るを刺激することもありますが。過剰反応ですね[グッド(上向き矢印)]
シャーマンの素質はないんですかね、彼には? 一冊で無理やり収めたから、キャラの魅力があまりつたわってこなかったが、今後がすごく気になんですよねぇ~

なにより、この本もう復刻いきですから[ふらふら]

 非常に続きが気になるけど、作者さんが書かないからショウガナイ……


螺旋(らせん)の月 (パレット文庫)

螺旋(らせん)の月 (パレット文庫)

  • 作者: 朝香 祥
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/12/24
  • メディア: 文庫



闇の皇太子 微睡の想い人 [本]

 金澤先生の最新刊。bl作家さんで、ライトノベルでかなり健闘してると思います。

 簡単にあらすじをいうと、
 主人公・后が異世界人である父親で、その世界の帝とオモテ(現世)との母との混血であり潜在能力が強いせいで後継者に選ばれ、苦難の後継者修行をしているハナシ。
主要人物
主神言  この人がすべての元凶。病んだ中二(15)で、誰にも心を開かず懐かない冷酷無比な子供であったが、長年憎んでいた兄・后のなにげない親切を気に入り 執着する。
巻をますごとに、違う感情じゃねぇ?と誤解するほどの超ブラコンに進化。

阿倍晴明  后の側近であり師匠。言に一族を気まぐれで滅ぼされたことを恨み復讐を誓っていたが、后の説得で復讐をやめる。のちに、后の協力で言のなかにいる一言主神の力で一族は復活して魂のこもった忠誠を誓われる。飄々とした性格で、后との掛け合いも面白いけど、なんか違う執着もはいってきてるようで。


あと、個性的な人たちがでてきますが、この三人が面白いです。后を挟んで、嫁vs姑みたいな舌戦をくりひろげるところが。
話的展開は大きな風呂敷を広げず、派手めなバトルシーンもなくこじんまりしたトラブルと終結が、ちょっと物足りないけど。
次回の敵も、一冊で終わりそうだ[ドコモポイント]

2010年8月発売文庫闇の皇太子 微睡の想い人



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